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2014.01.06

・タイトル
【田中理事長】新年のご挨拶

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2014年1月6日 非営利一般社団法人 日本ペットサロン協会 新年あけましておめでとうございます。 昨年10月に設立したばかりの非営利一般社団法人 日本ペットサロン協会にとっては初めての新年を迎えることとなり、喜びもひとしおでございます。 また当協会の設立・運営及び会員拡大に際しまして、旧年中にペット業界の諸団体及び法人・個人の皆さま方より、多大なるご厚情をたまわりましたことに対し御礼申し上げます。 さて、昨年はヨーロッパ債務問題や東アジアの地政学的リスク等、やや不安定な動向が見られたものの、経済全般としてはアベノミクス効果による景気浮揚策に伴う円安・株高に先導され、明るい兆しの見えた年でありました。また2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催決定は、震災以降明るいニュースの乏しかった日本人にとって久々の吉報であったと思います。 経済全般が持ち直しの傾向を見せる中、昨今のペットサロン経営を取り巻く経営環境は、2000年頃から続いたペットブームが踊り場局面に入り、ペットの飼育頭数の伸び悩みにより過渡期に差し掛かっています。ペットフード協会の調べによると犬の飼育頭数は2008年のピーク時から4年間で12%超の減少とされています。加えて我が国が抱える社会問題を背景に、今後も「高齢化の進展(団塊の世代のペット飼育限界年齢への到達)」「若年者人口の減少」「世帯年収の減少」「単身世帯の増加」といったペット飼育における『四重苦』ともいえる状況が待ち受けています。 一方で、動物取扱業の保管業の登録件数はここ数年でも増加の一途をたどっており、ペットの飼育数減少・ペットサロンの店舗数増加という、私たちがこれまで経験したことの無い外部環境変化に伴い、サロン間の競争がこれまで以上に激しくなることが予見されます。 そうした中、個人経営が主体で小規模事業者が多いペットサロン業界が大同団結し、一つの大きな力となりこの難局を乗り越えることを目標とし「非営利一般社団法人 日本ペットサロン協会」の設立を発起いたしました。多様化するお客様のニーズにこたえられる経営環境整備による消費者の利益・権利の保護、激化する競争に勝ち残る優良なサロン経営のサポートやそこで働くトリマーの社会的地位の向上、サロンの利用率や利用頻度の向上に資するPR活動等を通じて、ペットサロン業界、ひいてはペット業界全般の発展に貢献してまいりたいと思います。 設立初年度となる本年は、「日本ペットサロン協会の活動の周知と今後の活動基盤の構築」を目標に掲げ活動してまいります。全国主要都市でのペットサロン協会主催の経営合理化・リスクマネジメント等のセミナーを開催し当協会の認知向上・会員拡大を図るとともに、会員の皆様に安心・安全を提供するためのペットサロンの適正運営の指針策定などに積極的に取り組んでまいります。 また、ペットを取り巻く負の側面として避けては通れない犬猫の殺処分問題についても協会を上げて取り組み、譲渡促進活動を積極的に展開してまいります。動物愛護センター等に収容された保護動物に対する「ボランティアトリミング」活動を全国レベルで展開できるよう関係官庁、行政、愛護団体などとの連携協議をしてまいります。 本協会の門出にふさわしい1年とするため、多くのお客様並びに業界関係者の皆様に、「Happiness for pets ,Happiness with pets」の協会の理念に賛同いただき、協会運営にご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後となりましたが、本年もペット業界全体並びにその関係者のみなさまにハピネスがあふれる一年となりますよう祈念いたします。 非営利一般社団法人 日本ペットサロン協会 代表理事

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